あなたの周りでも外国人をよく見かけるようになりましたでしょう。
政府の留学生30万人計画は、今年で28万人を超えたといいますからね。
ニュースや新聞でも最近は外国人「留学」生のワードが時ににぎわっているし…。
あなたのご近所に外国人留学生はいませんか?
街中で見かける(出会う)外国人・・・3人に1人くらいは留学生?!
昔ほどではないですけど、先入観はだれしも持っているものです。
外国人は怖い。
と思っている人もいるでしょうね・・・。
それは、あなただけじゃありません。
私だって最初っから免疫があったわけではありませんでした。
言える事は、相手も人間ということです。
いい人格の人もいれば、悪い人格の人もいます。
ぶっちゃけ外国人留学生として入国してくる外国人は、日本という国にあこがれてくるのですから多くは親日派です。(多分…)
基本的には悪い子たちではない・・・と思います。
観光で来日してくる外国人の方が時には厄介ですよね(笑)。
こんなことを目撃したことがあります!
理由は、爆買いするのを良しとしない店側と、爆買いしたい外国人とのバトルです(笑)
言い分は「商品がここにあって、金を払って買うといってるのになぜ売らない?」
これが、お客の言い分。
まぁ普通のお買い物であれば、理解できる反応です・・・。
店側も「この商品を欲しいと言ってる他のお客さんも大勢いる。
個数に限りがあるからおひとり様n個までです。それ以上はご遠慮いただきたい!」
と真っ向勝負なんですね。
商品を皆さんにシェアしたいお店側の気持ちが、この御仁にはご理解いただけない。
これでは平行線で、折り合いがつく分けがありません。
どちらの言い分も、その側からすれば間違いじゃないのでしょうけど...
ちょっと頭を使えばいいのにね!
御一人さまで買える数が5個までと仮定します。
購入者がいくつ欲しいのかわかりませんが30個欲しいとします。
4人家族で来日しているなら、4人×5個で、20個買えます。
それで、買い物を終わる。
時間をおいて、また来店して、改めて4人で5個購入すれば、40個手に入れることになりますから。
予定以上の買い物も可能ですね・・・
でも、ツアーで参加している場合だとちょっとできないかも(汗)
時間で動いているハズですから、ここに戻ってこれない可能性が高いですもんね。
その時は、別の外国人に頼んで買えば買えるはずですね。
店側も悪い印象が、よほど残ってなければ、店員、レジを変えればわからないし、よしんば分かったとしても、改めての来店での購入なんで、文句は言えないでしょうから。
これって、スーパーの特売でおばちゃんがよく使う手ですよね。
わぁー横道にずいぶんそれちゃいました!
外国人留学生の話に戻します!
外国人留学生は、私費留学生です。
外国から留学してくる場合に、国費留学してくる外国人と私費留学でくる外国人たちがいます。
当然多いのは私費留学生になるのですが、TV番組で取り上げられるような外国人留学生の多くは、国費留学の若者ですので、しっかりしている人が多いです。
僕らが接する外国人留学生の多くは、この私費留学でくる外国人留学生なのです。
どんな違いがあるの?
日本での生活面や学費の面で、やはり、自国から援助がある無しでは大きな差が生まれますよね。
日本国内での財団法人学生支援機構でも私費留学生に対して学習奨励費の援助支援を行ってくれていますが・・・
こうも人数が増えると、受ける留学生の数が学校によっても違うでしょうし、やはり一部の留学生止まりなのは、仕方がないですよね。
日本人から見た外国人留学生。
日本語が難しくて、片言の日本語だから何を言ってるのかわからない。
言葉が通じていないと相手の考えが解からない。
そうなると警戒する。
これって至って普通の反応です。
私たちがそう感じているなら、相手もそう感じているのです。
相手は異国から来ているので味方が少ない。
そうすると不安だから、同国人同士で寄添うようになるのは当然です。
しかし、彼らは「日本人はみんな優しい」って言います。
私は「そうなの? 日本人も悪い人もいっぱいいるわよ?」って、そうしたら
「うんそれは解る。でも優しい親切なひとがいっぱい」と。
私は「そうね」・・・
彼らはこんな事を思ってるんですね。
こうやって話してくれるんです。
でも、こんな子らでもこの中から数名は「学校から突然いなくなる」「今住んでる場所からいなくなる」連絡が取れなくなるのです。
なぜ?
留学当初は夢を抱えてきているハズ(そう想いたい)でも、現実のギャップが想像をはるかに超えていたとしたら。
彼らは言葉には出さないですが、「お金の問題を抱えていることが大きな要因です」
自分が借金している?
いいえ、違います。
彼らの多くは、留学させるため、親が多額の借金をしているケースが多いように思います。
親戚や知人からお金をかき集めて、日本に留学するための資金をやっとの思いで用意する。
息子や娘が、日本で、偉くなって稼いで、帰ってきてくれるはずだ!
将来に賭けよう!
彼らの話を聞きながら、こんな感じだと思いました。
ところが、留学生はお金を親からもらってきているから金持ちだ。
と勘違いしている日本人もいらっしゃいます。
日本の感覚だと、自分の娘さんや息子さんが留学したいと言ったら、大抵、親が経費を工面しますよね。
それと同等に考えられているように思います。
日本だから、それができるくらい豊かな国なんです。
こんな事がありました。
自転車同士の接触事故を起こした留学生、法令を守ってないのは留学生、
親指に切り傷を負った相手側。警察立ち合いでは、事故扱いにしないで、双方ケガも軽傷で、治療費程度で終わると示談扱いでした。
まぁ、ご想像の通りその相手はそれから、痛いところが出てきた、今すぐ数万払え、仕事ができないから保証しろという連絡が入ってきたそうです。
誰かが入れ知恵しているようです。
(金を持ってるはずだ! と)
留学生の多くは、生活を切り詰めているのに、双方納得いく対応を警察を挟んで話し合いができていたにも係わらずこういう事をするのは、憤慨です。
けがをした治療費は払うと彼は謝っているのです。ごめんなさいと、それを拒んではいない留学生、でも不当な請求をするとなると彼らだって怒ります。しかし自分でその交渉は荷が重すぎます。幸い、顧問弁護士を通して、終息したのですが。
後味が悪い、そんな気持ちになりました・・・
外国人留学生を騙す同国の心無い人たちが・・・。
外国人留学生の多くは、豊かな家庭環境ばかりではないのです。
日本に留学できたら
「日本で、いっぱい働いて親の借金はすぐにでも返せるから大丈夫」
こんな言葉に騙されているケースが少なくありません。
多くは日本に入国できたらすぐにでも稼げるという間違ったイメージを抱いていたりするのです。
(本当は、勉強するために来ているのですけど・・・)
日本に来ている留学生に話を聞くとこう話をしてくれます。
騙された・・・と。
でもここで帰れないから...
日本語学校の純粋な職員が現地に足を運んで話をするケースではそんな無謀な話が出ることはありません。
多くは中間業者に委託したケースで起こりえるのではないかと想像します。
仲介業者が自国内の留学希望者に行うガイダンスなどで、日本側に就く通訳が、説明の途中、東京と福岡での行先については、現地語で説明をして「福岡より東京がいい」というような話をやっているというのです。
通訳を通してはいるが、実は現地語を理解できる方だったのです。敢えて自分は喋れないと装って、説明内容をチェックしていたそうです。
要は、入学させる日本語学校は、福岡より東京のほうが単価が高いという理由です。
その方は、その場では何もアクションを起こさなかったそうです。
中間業者もビジネスをしているのですね。
やっとの思いで、日本に来て、勉強を頑張って日本語を話せるようになって、アルバイトでお金を稼いで仕送りするぞ!
来日して、沢山アルバイトが出来ないの?
アルバイトをたくさんするとダメ。
そんな、そんな話聞いていないよ?
なんで?どうして?
話が違う・・・
外国人留学生は苦学生?二宮金次郎。
親が裕福な家庭の留学生は経費に関する問題はありませんが、多くは裕福だと言えない場合が殆どです。
アルバイトを行うにしても、日本語の簡単な日常会話ができないとアルバイトはできません。
まずは日本語学校で日本語を学ぶところからスタートしています。
早い子は1か月くらいでアルバイトに入れる子もいるようですがそれはレアケースで、3か月以降になる場合がほとんどです。
日本語能力によりアルバイト作業内容による隔たりもあるのですね。
最初はアルバイトも言葉をそれほど必要としない工場のライン作業が主です。
日本人との会話もそれほどないなら、日本語の練習もあまりできません。
上達が遅れる原因にもなります。
なので「コンビニエンスストアでアルバイトができる」これは留学生の中ではちょっとしたステータスのようですね
幸い日本に入国した場合、日本語学校にもよりますが、授業料は卒業するまでの費用を全額取っていて、卒業までは生活費のみ考えればいい学校もありますし、日本国内で、日本語学校の残りの授業料を工面する必要がある学校だと、親からの仕送りが必要になってきます。もちろん彼らもアルバイトで学費の補填を考えていますが…。
しかし、そううまくいきません、アルバイトは週28時間以内と制限があるためです。思う金額を手にできないのです。
それに、卒業後、進学となると、進学先の学費準備ということが必要になります。
親がその費用をまた全額準備できるのか?
答えはNOです。
本来、日本に留学できる経済状態ではないのを無理をして留学させているからにほかならないと思います。
親も今は苦しいが、息子は偉くなって帰ってきてくれると信じて、無理をして借金を繰り返している場合も多いようです。
親の想い。
留学先の現実。
当初のうまい話との格差で、中には、すぐに「稼げる」という話を信じて留学してきたが話が違う・・・。
日本語学校でも、大学、専門学校在学中でも、突如として行方が分からなくなるケースも多いのです。
実際は、日本語学校に入学して1.6年から2年間は日本語の勉強をして、上級学校に進学します。
そこで、2年から4年間学んで、日本で就労する。
日本語学校の入学時期が4月入学の場合は2年間。
10月入学の場合は1.6年間などと入学時期に差があります。
つまり、ちゃんと収入を得ようとしたら
最速でも来日して、3.6年後という事になるのです。
最初に上陸するまでに、100~160万くらいの経費がかかるようです。
(日本語学校の1年間の学費まで含んで)
外国人留学生に課せられる制限。
親が送金をできない場合は、分かってはいるが、お金が必要なのでアルバイトを多くする留学生が出てきます。
彼らにとっては死活問題ですから。
日本に入国出国するのを管理している行政機関は、出入国管理庁の出入国在留管理局です。
当然留学生として入国する際にも審査があります。
留学という在留資格を取得するには、滞在する期間の経費支弁の能力がないと許可されません。
一般的には、学費と生活費をどうやって賄うのか?
という点で、学費は毎年海外送金して親が支払う。
その支払う能力を証明する納税証明等を提示することになってます。
後、生活費は週28時間アルバイトをできる許可を別途取得してその収入で滞在費用を賄うというスタイルです。
それをクリアして来日している留学生が大半です。
納税証明の偽造なども以前は某国からの留学生にあったと、厳しい審査になったこともあるようです。
母国で、月収5~6万という国で、100万という日本円は大金です。
外国人留学生に。
こういった背景の事情が分かると、日本人は「情」を重んじるので、彼らには「優しい」「親切」というように映るんでしょう。
彼らをかわいがってくれる方々を私も知っています。
しかし、残念ですが、忌み嫌っている方々、中立的な方々も・・・。
視点がどこかにより、変わってくるので、人の考えの善し悪しは難しいですし、厄介です・・・。
話をちゃんと聴いて何を言わんとしているかを、途中で、「わからん! 知らん! あっち行け!」
と疎んじると、留学生も話をしようとは思いません。
下手な日本語です。でも聞いてあげれば解ります。
時間は要しますが、ちゃんと聞いてくれるという思いが伝わること。
これが大事だと思います。
最近は、コンビニ店員さんが、外国人という地域も多くなったでしょ?
コンビニでアルバイトができる外国人留学生は、コミュニケーションをとれますよ!
訊ねてみてください。こんな風に。
留学生ですか?
どこの学校ですか?
話し好きですから、すぐ話してくれます。行きつけると仲良くなれます。
あっ、もちろん日本語でですよ。
留学生を見ていると最初はどこの国?
と判らないかもしれませんが、慣れると判断できるようになりますよ。
ネパール人 スリランカ人 バングラディシュ人
最初は「区別ができません! どれも一緒だー」と思いますけど、なれるとわかるもんですよ。
ベトナム人はすぐわかりますね!
日本人のような、ベトナム人も、ネパール人もいます!(笑)
最近、日本人の子だと思って話してたら、ネパールです!って言われて、うそーって言ってしまいました。
肌の色も背丈も眼の色も日本人そっくりです。
若干メイクをしていたですが・・・
ネパールの子だったら 「なますて」って!
挨拶してみてください。
笑顔で、返してくれますよ。
あなたが、彼らより年上だったら、合掌してくれるかもです。(笑)
最後までお付き合い頂いて、ありがとうございます。
ナマステ ネパールでは挨拶の言葉だそうです。