ども、harutoです(伊緒ちゃんごめんね、記事にしちゃったよ!)
知って欲しい。在留期間更新許可申請の在留審査官はめちゃくちゃ優しいんだよ!
と感じたので記事にしました。
留学生の事を考えてくれているんだ!
と思ったのです。
嘘や、隠し事をしないで、勇気をもって本当の事を伝えて欲しいという願いを込めて。
このお話の経緯です。
この主人公の留学生は、上級学校に進学してきました。
7月に現在の在留期限が切れるので、期間更新申請をしなければなりません。
その申請のために準備をしていました。
在留期間は6か月、7月20日に期限を迎えます。
日本語学校から来る留学生は、日本語学校の卒業マジかに在留期間更新をするケースだと大抵6か月の在留期間を貰う事が殆どです。
この留学生もそうでしたね。
で、いつも問題になるのが「資格外活動許可」です。
私:違反はしていないよね?
と聞くとほぼ120%「大丈夫です」と言います(嘘でもです(笑))
が、この留学生は違いました。
留学生:先生、アルバイトを2つやっていて、前の更新の時入管から改善指導を受けました。
それで、すぐ、1つのアルバイトを辞めるようにしたんです。
私:そうなの。それで?
(在留カードの裏面の閣外許可スタンプを確認しましたが「包括許可」のスタンプでした。そうだとすると、軽微ではあるが、改善指導書をもらったんだな)と思い、
私:入管からA4サイズの改善指導しなさい。という紙を貰った記憶ある?
と聞きました。
留学生:はい。もらいました。だからアルバイトを辞めようとしたんです。
でも、今すぐやめられたら「うちが困る」事情は理解したから別のアルバイトが決まるまで少し待ってくれ。と言われて・・・。
私:そうなんだ。だから、一月分は、アルバイトが重複しているんだ。
(資格外活動違反が増加して、違反者は厳しい対応をするようになってきているから。心配は、一度入管から改善指導を受けているから、次(今回)の更新申請で、資格外活動許可違反がまた認められると、2度目は無い。つまり更新許可が出ないという前例があるからな)
留学生:どうしよう、先生、国に帰らないといけないの?
(かなりその可能性は高いだろうと思いました)
私:そうだね、今の審査を見ると危ないかもしれないね。
でも、審査を受けないとハッキリしないのは確かだよ。先生が決めることではないからね。
と言いつつも私は「彼は、自分でアルバイトを辞めきれず重複したことを話してくれた。その内容の裏を取る必要があるけど、故意に重複したものではないという部分がある」と思ったので。
私:とにかく、正直に経緯を説明する理由書を書こう。それにその一月後にはきちんと辞めているという証明をするために、辞めたアルバイト先の賃金台帳と退職証明を貰ってきて、申請資料に添付しよう。
と彼に話しました。
留学生:はい。準備します・・・
(さすがに不安そうです)
・・・
出入国在留管理局の審査官○○さんから直接電話が。
彼の在留期間更新申請を受理してもらって、早3週間、この時期は入管の審査も多忙な時期なので、このくらいは普通です。((笑))早いと10日くらいで受取り許可が出るのですけどね。
入管の○○さんから電話です。 受付から呼び留められました。
うわぁぁぁぁぁぁぁ彼の件かも?電話で直接となるとヤバイ内容かも・・・
はい、〇〇(私)です!
あっ、どうも審査部門の○○です。
申請No30xxxx号さんの審査結果が出ました。
つきましてはご本人さんと先生と一緒に来局して欲しいのですが・・・
(うゎ、やっぱりかぁ)
いつ頃、来局されますか?
明日朝、伺います。
では、お待ちしております。
彼に、連絡を取って、明日朝入管に一緒に行く旨を伝えました。
留学生:呼び出しだと、やっぱり、ダメだったんですかね?
私:断定はできないけど、本人呼び出しの場合はかなり厳しい結果かもしれないね。
一応、覚悟はしておいて欲しい。
最悪の結果だと、更新は認められず「不許可」、帰国準備のために「特定活動」30日の在留許可をもらう事になる事を改めて話しました。
留学生:はい。明日お願いします。
私:ああ。
・・・
留学生の彼が、涙した・・・
当日朝9時少し前、出入国在留管理局に来ました。
彼も到着しています。
表情が暗い。(まぁ、当然なんですけど)
結果が伝えられるまでは希望はある(とても弱く小さいけど)まだ捨てるなよ。
(気休めにしかなりませんが)
はい、先生・・・
9時のチャイムで受付が始まります。
私は、窓口にいって、「来局を告げました」
しばらく待ち時間があるので、彼に
いいかい、もうしばらくすると、呼ばれるから。
その時、奥の隔離部屋に入ることになったら多分「不許可」もし、手前の相談窓口だったら、可能性がある。
と、これまでの経験を彼に話しました。
留学生:ドキドキしてます。手前だといいなぁ・・・
【呼び出しです!】
〇〇〇学校の△△さん・・・
〇〇さんから呼ばれました。
二人で歩んでいくと・・・
相談窓口でした!
よし!(心の中です)
審査官の○○さんから、今回の審査結果に就ての説明を受けます。
前回の審査で「資格外活動違反が認められたので、改善指導をしました」
憶えていますね。
今回の申請資料とその内容の真偽を調査審査しました。
1月間のアルバイトの重複で週28時間を超える週も認められました。
・・・
ただし、ちゃんと改善しようとしたこと。
アルバイト先からの要求を断りにくかったこと。
それでも、1月後には辞めていること。
この1月間すべてが以前通りではなく時間数は減っていたこと。
あなた自身は改善しよう務める努力が認められたこと。
本来は「不許可」となる対象であるが、3年は上げられません。
理由はどうあれ28時間超えの実績は残りますので、しかし以上の審査結果から、1年間の期間更新を認めます。
・・・
留学生:あ、ありがとうございます。
ありがとうございます。
せんせ~い、よかったー。
この結果の勝因は?
留学生の根心の問題が一番だったことです。
一度は資格外違反を起こしてしまったこと。
その後の改善指導にちゃんと向き合って改善する努力を行動で示したこと。
今回の期間更新許可申請で「隠し事をせず」ちゃんと「本当の事を話してくれた」こと。
これが勝因につながったと考えます。
ほんとうのことを教えてくれたから、それを立証できる資料を準備できました。
審査官が調査した結果と狂いが無かった(当然です本当の事なのです)から審査官も信じてくれたのだと思います。
これは、留学生に直接読んで欲しいですけど・・・
この日本語での文章表現の言い回しをもっと標準に近づけないと、自動翻訳したら、とんでもない翻訳になりそうです(´;ω;`)
ですので、留学生と接点のある方々にお願いしたいですね。
もちろん共感していただければという前提です。
最後まで、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。